おがうち有機農業入門塾②

広島市「中山間地域お宝資源掘り起こし事業」の補助で実施する「おがうち未来の里山づくり事業」の一環で実施する「おがうち有機塾」の2回目の講習会を開催しました。

今日の講習内容
実技:地域の種菌を活かしたボカシ肥料作り
講義:①大豆栽培における虫対策 ②溝施肥の実施方法と効果 ③太陽熱消毒の実施方法と効果

実技:地域の種菌を活かしたボカシ肥料作りを紹介します。

竹、笹、広葉樹等の落葉の地面に近い部分の白くなっている菌を採取します裏山採取の種菌を活かしたボカシ肥料づくり開始! カニ殻:放線菌のエサ、牡蠣殻:ミネラル、もみ殻:空気層づくり ひたすら・・・よく混ぜます 最後に発酵のための種菌を投入! 水を加えて混ぜます 握って軽く固まる程度にします ビニール袋に入れて密封して発酵をまちます

実技メモ
今回のボカシ肥料は横山谷の裏山から種菌を採取する方法で作り方を教えて頂きました。
日当たりの良い場所から採取する種菌は夏に強い菌、日陰から採取する種菌は冬に強い菌となり、両方混ぜることでより良いボカシ肥料となります。

①ボカシ材料:ぬか(発酵米ぬかやくず米でもOK)、カニ殻(放線菌のエサ)、もみ殻(空気層づくり、竹チップ、落ち葉でもOK)、種菌(少しでOK)、
②作り方:この材料をよくかき混ぜて50%の水を加え、握って固まる程度にする。ビニール袋に入れて空気を抜いてから縛って2週間程度発酵をさせればボカシ肥料の完成です。
③ボカシ液肥:ボカシ肥料を水で薄めて液肥として利用できます。

講義メモ
・木酢酢:虫を殺す力はない、植物が強くなる
大豆の虫対策:ミントを周りに植える。ミントエキスをオクラや納豆と共にミキサーにかけ葉に撒く
よもぎ、クローバーでも液肥ができる(殺菌効果もある)
よもぎorクローバー(2:1)黒砂糖 シロップ漬けの容量でつくる

・溝施肥:根がしっかり張り、追肥なしでもしっかり育つ
地面から30cm程度に溝を掘り、もみ殻、ボカシ肥料を入れる

・太陽熱消毒:ビニールシートを土の表面に掛けて蒸し込みで菌や雑草を殺す。
ビニールを掛ける前に刈った草を入れると良い。
蒸し込みが終了したら落ち葉や堆肥を入れてよい菌をしっかり増やします。

 

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